脳脊髄液を回しまくる

脳脊髄液とは

脳脊髄液って何?

脳脊髄液は、血液やリンパ液と同じ体液の1つです。
脳と脊髄せきずい(背骨の中にある太い神経の束)
これらを包んでいる硬膜という膜の間に
存在する無色透明な液体のことです。
脳室(脳の中の空洞)の中でつくられ、
24 時間で3 ~ 4 回入れ替わります。
頭蓋骨から仙骨までを循環したあと、
最終的に血液またはリンパ液に混ざる仕組みになっています。
髄液ともいいます。

脳脊髄液の役割

一番大きな役割は脳と脊髄を保護することです。
例えば、頭を壁などにぶつけると、
頭蓋骨に衝撃がかかりますが、
柔らかい脳が崩れないのは、
この脳脊髄液がクッションとして
衝撃を吸収しているからです。
また脳と脊髄の周りを循環し
老廃物を排泄する役割も持っています。
1分間に6回から12回の
リズムで生成や吸収を繰り返します。
このリズムに合わせて頭蓋骨も動きます。
代謝を正常に行うためのとても大切な働きをしてくれています。
脳や神経に栄養を運んだり、
脳脊髄液の循環が良くなると、
一緒に血流もリンパの流れも良くなるんです。

脳脊髄液の流れが悪くなると

脳脊髄液の通り道は非常に狭いため、
頭蓋骨や仙骨などににズレが生じたり、
頭蓋骨の動きが止まると脳脊髄液の流れが滞ったりします。

頭部に脳脊髄液が溜まると起こること
脳が圧迫され、頭痛が発生しやすくなる
悪化すると水頭症を引き起こす
嘔吐
視力低下
治癒力や免疫力の低下
自律神経失調症の症状
頭痛
不眠動悸
息切れ
低体温
しびれといった不定愁訴
耳鳴り
ホルモンバランスの悪化

脳脊髄液の流れを良くするとどんな効果が?

さて、この脳脊髄液は私たちの身体に
どのような役割を果たし
どのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
まとめてみました。

自律神経の不調の改善
緊張を解いてリラックスできる
メンタルの安定
筋肉や関節をゆるめる
身体の中の有害物質・老化物質の除去
脳や肺のうっ血の除去 
食欲を抑制する
ホルモンバランスを整える
アンチエイジング効果  etc

また、
脳脊髄液の中には、
幸福感アップや
苦痛を和らげる効果のある
βエンドルフィンとよばれる
神経伝達物質が入っています。

βエンドルフィンとは
脳内で働く神経伝達物質の一種。
モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、
そのほか、気分の高揚、幸福感などが得られるため、
『脳内麻薬』とも呼ばれています。
子牛や豚の脳から発見されたもので
『体内で分泌されるモルヒネ』を意味しています。
エンドルフィンにはアルファ(α)・ベータ(β)・ガンマ(γ)の3つがあり、
β-エンドルフィン
その中でも苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。
マラソンでの『ランナーズハイ』も
β-エンドルフィンが分泌されることによる
効果として有名です。
またβ-エンドルフィン
性行為の際やおいしいものを食べたときなどにも
分泌されることが分かっています。

脳脊髄液の循環をよくする頭蓋骨緩めマッサージ

脳脊髄液の流れを良くするためのマッサージがあります。
パニック障害や鬱症状を訴える患者さんにも
その手技を行うと、効果が発揮されるといわれていて
専門にされているクリニックなどもあります。
実際、私も一時期
専門の整体院に通い症状が軽くなった経験があります。

鬱やパニック障害だけではなく、
顔のリンパの流れがよくなり、
むくみが改善され表情筋も実はリフトアップ
など
アンチエイジングにも効果があるとされています。

具体的には、
後頭部にある神経がたくさんある部分に
そのポイントがあるようです。
頭蓋骨緩めマッサージは
すなわち頭の筋肉ほぐしで
脳脊髄液を正常に循環させるための
手助けをし
身体を正常でより元気に回復させてあげましょう。

いかがだったでしょうか?

このように、脳脊髄液は生きていく上で
非常に重要な役割を担っています。
脳脊髄液の正常な流れを維持し、
脳のリズムを整え、
脳が深呼吸できる状態を保つことは
健康を維持する上でとても重要なのです。

今日も大きく深呼吸〜

脳脊髄液を循環させて

一緒に脳も深呼吸〜〜〜

よっしゃ!!!

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