経営者とうつ病

みなさまこんにちは。
そして、経営者のみなさまいつもご苦労様です!

私は2019年にパニック障害を患い
闘病生活中にさらに、うつ病になりました。
実は私、
2019年には3年間輸入会社の経営をしていたんです。
だから、
今、経営者の方でココロに病を抱えていらっしゃる方の
気持ちがよくわかるんです。

多大なプレッシャーの中、ハードワークを続けていますよね。
それなのに、
周りにはそこまで経営者の苦労が理解されない。
しかも、人前では『ケロッと』装っていなければならない・・
そうこうしていると
身体だけでなく、ココロに問題を抱えるケースが出てきてしまいます。
ココロの病というのは
『心に怪我を負った』状態。
だけれど
『身体の怪我』のように周囲も気付きにくい。
『大骨折したら』みなさん休みますよね?
でも心の病だと休まず、さらに
責任もあるし。と頑張り続けてしまいがちです。
そして初めて手を打つときには非常にひどい状況である
こともよくあるそうです。

そうならないためにも
自らの『抗うつ力アップ法』を理解し持っておくことが
大切になります。
私自身、
投薬治療がうまくいかなかった経験があるので
いろいろ試しました。
その中でも
より効果があったものをご紹介していきます。

今や『精神の病は心の弱い者がなる病気』ではありません!

厚生労働省は、
がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の
医療法に基づいた『4大疾病』指定の国民病に
精神疾患を加えた『5大疾病』の指定をしました。
2011年には精神疾患の患者数が従来の4大疾の
患者数よりも多くなっていたからです。
治療環境の整備に注力し始めましたが、
その後も、患者数は増える一方です。
現代において、うつ病は生活習慣病の1つともいわれ
患者数も増え続けています。

精神疾患は『心の病』と呼ばれますが、
現代医学においては『脳の疾患』と捉えられています。
うつ病の場合は、
何らかの原因で神経細胞と神経細胞の間にある
神経伝達物質の量が減って、
情報伝達がうまく行われない状態です。
気分や意欲、
記憶などを伝える神経伝達物質に
セロトニンとノルアドレナリンがあります。
それらが減少すると、
感情に関わる伝わり方が乱れる。という仕組みです。
さらに、慢性的な疲労や脳血管障害、
ホルモンバランスの変化などの
身体的要因などが合わさって発症します。
体調に注意することに加えて、
人生のトラブルの受け止め方を変えることでも
抗うつ力を上げて、うつ病にならないようにすることができます。

抗うつ力を高める考え方

現代において、
うつ病が増えている原因の1つとして、
ストレス社会が挙げられます。
人間には古代から培われた
『ストレス反応』と呼ばれる仕組みが備わっています。
危険から逃げたり、
狩りで動物を追いかけたり、
血圧や脈拍を上げ
一時的に最高のパフォーマンスを発揮するよう
できているんです。
従って、数分から数時間のストレスなら、
『ストレス反応』が人間にとって有利に働くようにできています。
しかし、現代の精神的ストレスを主とするものでは、
何日、何カ月、何年といった長期にわたるストレスは、
血圧や脳など身体にダメージを与えます。

『抗うつ力』のポイントは『経営者としてのテクニック』

ストレスをうまくやり過ごしたり、
ストレスをためないようにしたりするのは
テクニックを身につけてしまうのが一番手っ取り早い方法です。
経営者というのはどうしても
孤独な状態で長期間頑張ってしまいがちです。
しかし自分だけでは気付けない発想、
異なる視野と出合うためにも、
積極的に他人に話し、
相談する習慣をつけましょう
税理士や銀行、あるいは経営者仲間等
話すことによって、
気づかなかった考え方の偏りの気づき、是正
自分の頭を整理することにもつながります。
これは勇気のいることかもしれませんが、
単なる
『経営者としてのテクニック』なんです。

完璧主義はやめましょう

最近は薬とともに
認知療法が行われることが増えています。
認知療法の目的は考え方の偏りの是正です。
対応法を1つしか持たないことや
『こうするしかない』
『こうしなければならない』
などと思い込む考え方は、
うつ病のリスクを高めます。
さまざまな可能性や
方法を常に柔軟に考えられることは
経営者としても重要です。
うつ病になりやすい性格として
よく挙げられるのが、
『完璧主義』です。
「この程度は当たり前」と思っていることが他人から見たら、
求めるレベルが高く、完璧主義と映るんです。
思い返せば私もそうでした。
『100点満点が取れなければゼロと同じ』という考え方で
隙を見せず
損しかしない相手に対しても
完璧な仕事を心がけていたほどです。
しかし、それは危険です。
『できない日があってもいい』
『できないことがあってもいい』
『7割できたんだ。上出来!』
『余裕余裕』
『大丈夫大丈夫』と許容範囲を広げておきましょう。
『会社経営とはそんな甘いもんじゃない』と
お叱りを受けそうですが、
そうやって
どうにもならないくらい
ココロを壊したとき
誰が面倒を見てくれますか?
長期間お休みできますか?
会食にも快くむかえますか?・・・
『こうあるべきだ』と強く思っていると
経営にはさまざまな外的要因が絡みます
にも関わらず、そういう人は実行できないとき
自分を責め心が折れてしまいます。
それが、うつ病を発症する危険があるのです。

運動

血流や血糖値、血圧の改善に加えて、
運動によって心地よい疲れを誘発し睡眠の改善
ホルモンバランスの整理のために
運動は非常に有効です。
特に、
座りっぱなしでの仕事が多かったり
会食の機会が多く生活習慣病が気になる
経営者などは積極的に運動を心がけましょう。
会話しながらできる程度の
強度の運動が推奨されています。

ウオーキング
朝散歩

ハイキング
水泳
ラジオ体操
キックボクシングエクササイズ
ヨガ 瞑想などがおすすめです。

毎日が理想ですが、
週に3日以上行うと、効果が期待できます。

食事

抗うつ力をアップさせるためには、
バランスがとれた食事を適量食べることが最も大切です。
野菜やフルーツ、豆類、ナッツをしっかりと食べ、
魚を中心に、肉と油は適度に取りましょう。
魚に含まれる脂肪酸のEPA、DHAはうつ病だけでなく、
認知症など、脳の病気予防に効果的です。
できれば、サプリメントなどの補助食品には頼らず、
基本的に食事の中で
新鮮で自然のパワーを持ったものを摂ることをおすすめします。

うつ病の脳で不足するセロトニンは、
トリプトファンという物質から作られます。
トリプトファンを含んだ食品も
別の記事でご紹介していますので
是非こちらもご参考にしてみてくださいね。

睡眠改善

脳の病には全般的、特にうつ病に関しては、
睡眠が重要なカギを握っているそうです。
睡眠は記憶を脳にとどめ、
嫌な記憶や気分を消す作用があり、
睡眠が不足すると、気分が落ち込みます。
巷でも知られている
『睡眠負債』のように、
毎日少しずつの睡眠不足であっても、
それが積もり積もると、身体や脳にも悪影響を及ぼします。
より良い仕事をするために睡眠時間を確保しましょう。
日中には、しっかりと光を浴び
体内時計を整えることも、うつ病予防には大切です。
いくつかの精神科の病気に光を浴びる療法もが行われているようです。
日光並みの強さの光をしっかりと浴びることは、
それほど脳の健康にとって重要なようです。

いかがだったでしょうか?

会社のパフォーマンスは
まず、あなた自身の身体の高いパフォーマンスが
あってこそです。
程よく心に余裕を持った生活と
経営を目指してくださいね。

今日も大きく深呼吸〜

よっしゃ!!!

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