抗うつ薬に頼る前に

みなさん、こんにちは。
今日は、抗うつ薬について
ざっくりとお話ししていきたいと思います。

この記事に辿り着いた人の中には
今現在、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬を
服用している方いますよね?

本当は頼りたくないけれど
何をしても治らないし、
信じられるのは医学だけだからと
お医者さんだけが頼りなんだと
処方される薬を飲んでいれば安心。と、、、
私も3年前はそうでした。

そこでお尋ねします。
改善していますか?
私の場合
パニック障害とうつ病でしたが
今思い返せば
あれは薬によって
悪化していたんだなっとも思います。

抗うつ薬は効かない病気が大半

2017年に行われた厚生労働省の研究班の調査によれば、
従業員数1000名以上の企業でうつ病で休職した人のうち、
5年以内に再発して再休職した人の割合は
47.1%というデータが出ています。

精神科や心療内科を受診してメンタル不調を相談すると多くの場合、
抗うつ薬や抗不安薬を処方されますが、
処方された抗うつ薬を長期間飲んでも治らなかった方や、
休職後に一旦は復職したものの、
再発する人が多くいることを物語っています。
それは、実はその原因は抗うつ薬では治らない
『うつ病以外のメンタルの不調』であることが多いからなのです。
抗うつ薬を飲んでもココロの病が改善されなかったり
再発してしまったりする人が多いのは、
そもそも抗うつ薬で治る『うつ病(大うつ病)』
ではないという事実があるということなんです。

精神科というのは最新の画像検査や手術のない主観が
診療において主なため短期では
その診断が本当に合っているのか
実はわからないという世界です。

ココロの不調を改善する生活習慣

だからといって、
『お医者さんも薬も
何も信じちゃいけないということか・・・』と
卑屈になることはありません。
物事の考え方や捉え方の癖も原因としてあるので
ポジティブに捉えましょう。
自分自身でもできる
重症化させない予防策は充分ありますし
メンタルに効果的な行動を
生活習慣の中でパターン化させてしまうのが
一番の近道ということは
経験者である私がよく知っています。

それでは
そのパターン化してしまえば良い
生活習慣をご紹介していきますね!

朝活

ここから
『だからできないって〜』となってしまった方にこそ
しっかり読んでいただきたいんです。
朝活といっても
一般的に意識高い系の方々が
推奨する朝活とは違いますので安心してください。
まず大事なポイントが
体内時計をリセットするということです。
太陽にあたることで
『視交叉上核』という部位を刺激します。
すると、夜間に盛んになっていたメラトニン産生
(細胞で物質が合成・生成されること)が減速します。
そして生体時計をリセットします。
毎日決まった時刻に起きるようにして、
起床後は1時間以内に30分程度朝日を浴びましょう。
日中の太陽光を浴びることは、
体内でセロトニンと呼ばれる気分安定作用の
ある物質の産生に役立ちます。
セロトニンの量が増すと、
睡眠にとって重要な役割を果たすメラトニンの産生も増えます。
日光浴といっても外に出て
直接太陽光に当たらなくても構いません。
カーテンを開け光が射し込む窓際で朝食を摂る、
ベランダに出て背伸びをする、
お茶を読んでゆっくり過ごすといった程度でよいのです。

夕方以降の過ごし方

起床後15時間〜16時間ほどでメラトニンという
睡眠に関係するホルモンが分泌されます。
セロトニンから作られるメラトニンには抗酸化作用があります。
睡眠中にお肌のコンデイションを整えてくれるのは
このメラトニンの働きです。
この働きを正常化させるために、
夕方はできるだけ夕陽を見る習慣をつくりましょう。
夕陽に含まれる波長の長い赤やオレンジ色の光は
メラトニンを30パーセントも多く分泌させます。
そしてメラトニンが睡眠中に
成長ホルモンの分泌を促進して疲労を取り、
翌日のパフォーマンスにつながります。

夕方以降のパソコンやスマホ気をつけて

夕方以降にブルーライトを放つパソコンやスマートフォンを使うと、
メラトニンの産生が進まず、
しかも脳の興奮状態が続いてしまいます。
ただ、夜まで働くビジネスパーソンにとっては
現実的でないかもしれませんので
夕方からはブルーライトカット効果のある
サングラスをかけるなどの対策が効果的です。

睡眠

基本的に睡眠をしっかり取ることが大事ですが、
眠れないからといって睡眠薬に頼ったり、
寝酒をしたりするのはやめるべきです。
なかなか寝付けなかったり、
明け方に目覚めたりする生活が続くと
体内時計がずれてしまいます。
体内時計がずれると『概日リズム障害』になってしまうことがあります。
概日リズム障害は
うつなどの気分障害につながってしまうリスクが
あると言われています。

食事

セロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質を知ってください。
気分安定作用があり、ストレス耐性を高める働きがあります。
セロトニンの産生が減ると攻撃的になったり、
不安やうつの原因となります。
セロトニンはトリプトファンと呼ばれる
必須アミノ酸より合成されます。
このトリプトファンは体内で作られないため
セロトニン分泌のためにはトリプトファンが多く
含まれる食事と運動が必要なんです。

食事(トリプトファン)+運動

セロトニンを増やし、
夕方以降から明け方までのメラトニン生成を促し、睡眠の質を高めます。
野菜や食物繊維中心の食生活にして、
ヨーグルト、チーズ、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチなどの
発酵食を積極的に摂取しましょう。

腸が整うと脳が整い、脳が整えばメンタルが整う

オメガ3脂肪酸が豊富に含まれるサバ、サンマ、イワシ、アジなどの青魚を、
摂ることもおすすめです。
オメガ3脂肪酸には、前述した体内時計を整えてくれる効果があります。
朝に豆腐などの具沢山のお味噌汁とご飯、卵焼きに焼き魚といった
伝統的な和食の朝食を食べることでトリプトファンと
オメガ3脂肪酸を摂取することができます

運動

毎日運動できると良いでしょう。
私もいろいろと運動療法を試してきました。
初めのうちは
恐怖心や不安感があったり
全く気力が湧かなかったり
大変かもしれませんが
挑戦することを諦めずに
徐々に身体に慣らしてあげましょう。
今ではキックボクシングに
週4回通えるようになりました。
初めの運動は、
短時間のウォーキングや散歩で十分です。
1日15分程度でも良いので、
(一瞬外に出てみることからでも良いです!)
歩く習慣をつけること。
一定のリズムでコツコツ歩くことが大切です。
朝日も浴びられる朝散歩はより効果的です。

漢方薬という選択肢

ここまで
抗うつ薬に対しての話をしていれば
できれば抗うつ薬には頼りたくないという人もいるのではないでしょうか?
医師に相談して漢方薬の処方という選択肢を持つこともおすすめです。
漢方薬の処方を行っている。
漢方薬は精神科や心療内科のみならず、
内科や婦人科、小児科などでも処方可能で、保険適用の対象です。

メンタル不調は自分を変えるきっかけにも

気分が落ち込んだとき、
その状態からなかなか回復できない時などは、
自分自身の生活習慣や、
それまでの、ものごとの捉え方を見直す
良い機会だと前向きに考えましょう。
メンタル疾患という病は、
自分自身がもともと持っている力に気付くことや
またそれを引き出すきっかけになってくれるものでもあるのです。
自分の生活習慣やマインドを大きく変えるチャンスと捉え、
軽やかで健康なメンタルを手に入れることができれば、
この先幸せな人生を選択して歩めるはずです。
ご自身の力を信じて、
今大変でも自分と向き合って行動していくことが、
こころの病の治癒や再発を防ぐことにつながると信じています。

今日も大きく深呼吸〜

よっしゃ!!!

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